通信の秘密VSブロッキング

僕、ジブリ鈴木敏夫プロデューサーのラジオとかよく聴くんですけど。

通信の秘密を守んなきゃ、という演繹的な思考に対する川上量生さんのスタンスは今回のサイトブロッキング以前からなんですよね。「実際そうだろ」という帰納的な方法というか。

 

www.youtube.com

 

ちょっと卑近な話に惹きつければ、個人的にはネットと二次元さえあれば満足していられたオタク民が初めて直面する具体的なトレードオフのような気がしています。

レビュー:世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

 

タイトルについては、著者の津川友介先生のこのつぶやきが全てかと思います。

オバマケア」の策定に関わっておられた日本人という、燦然としたキャリアをお持ちの津川先生ですが、元々は現在よりももう少し簡素なWordpressのブログページを運営されていて、そちらに以下のブログ記事がUPされていました。


healthpolicyhealthecon.com

この記事をもう少し手厚くフォローして書かれたのが「究極の食事」ですが、おそらく誰が読んでも「エッ」となる箇所が一つ以上はあるのではと思います。

 

僕は個人的に体重管理の必要なスポーツをしていたため、食事に気を遣うことは多く、栄養学についてのネットサーフィン(笑) をしていたときにたまたま上記記事を見て、津川先生のことを知り、Twitter をフォローしたりして今回の出版を楽しみにしていました。

 

核となる部分は上記記事にありますが、書き加えられたコラムやエビデンスの定義など、基本的に「門外漢」であったり、普段学術書や論文に触れない層に届けたいとの趣旨がよく見て取れる書きぶりです。

上下の空白や行間を多く取った体裁で、重要な箇所へのラインマーカーまであらかじめ引かれているのも、世に溢れるヘンテコ健康本を「駆逐してやる!」との著者の想い(もしくは、編集者の「こういうカンジの本しか手に取らない層へ届けるんだ!」との想い)が故なのでしょう。

 

個人的には、ロビイングと忖度によって、官公庁が発表する推奨ガイドラインははっきりとした研究結果を取り入れないことがあること、そして「オーガニック」に関する明快な根拠と切り口に、特に蒙を啓かれました。

なにより「病気にならないこと」が多くの人が食事に望むこととはっきり割り切って、防御的な物言いに決して逃げ込まずに実践的なアドバイスを述べておられる点がとてもありがたいです。

 

ちなみにTwitterで著者は、我々スポーツ好きが悩む「プロテイン」についても答えておられます。気さくかつnoblesse oblige を体現する著者に感謝しつつ、自身と家族の健康のために一読をお勧めします。

 

世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

 

 

友達の友達、仕事辞めるってよ

大学時代の女友達が某SNSで呟いてたこと。

友人、結婚して娘さんが生まれたとほぼ同時に旦那が仕事を辞めたらしい。もう一度専門学校だか大学だかに通うそう。友人は子育てと仕事に追いまくられて、ため息をついてた。そんな旦那、必要かな?

女友達の言葉にあるようなキーワードでググると、旦那が大学に行くから離婚した方がいいかとか、そんなお悩み相談がいっぱい出てきました。

もちろん、僕も女友達が言ってるケースの詳細はわからない。子育て、どう分担してるのかとかね。

 

ただ。これ男女逆だったらどうなんでしょうね? 結婚して子供が生まれたと同時に奥様が仕事を辞める。そしてすぐに学校に通う。

ジェンダーに関することってSNSとかでしょっちゅう燃えますけど、男女逆にして考えて通るものは考慮に値するし、そうでないものは性差別的だと捉えて差し支えないのではないかと、そう思ってます。